修士論文 平成11年度(1999)
セクシュアル・マイノリティのアイデンティティ・ポリティクスについて
(ver. 1.1 modified 12/06/06)
慶應義塾大学大学院社会学研究科
社会学専攻
斉藤 日出夫
【目次】
- 序文
- 第1章 ホモフォビアについて
- 第1節 セクシュアリティの近代
- 1-1-1.セクシュアリティの発明
- 1-1-2.資本制と社会的領域
- 第2節 ホモフォビアの構造
- 1-2-1.家父長制と生殖イデオロギー
- 1-2-2.ホモフォビアと無知の効果
- 第2章 反本質主義的理論について
- 第1節 ジェンダー概念の再検討
- 2-1-1.ジェンダー概念の展開/転回
- 2-1-2.性差と性別分割
- 2-1-3.ジェンダーのパフォーマティヴィティと法の産出機能
- 第2節 シンギュラリティについて
- 2-2-1.カテゴリーからの剰余
- 2-2-2.他者とコミュニケーション
- 2-2-3.他者と倫理
- 第3章 アイデンティティ・ポリティクスについて
- 第1節 パブリックとプライベート
- 3-1-1.セクシュアリティと公的なもの
- 3-1-2.クローゼットの認識論
- 3-1-3.投射と棄却
- 第2節 存在論的不安――「語り」の可能性
- 3-2-1.後期近代における存在論的安心
- 3-2-2.安全な場
- 3-2-3.物語の構築性
- 終章 クィア・ポリティクスの可能性
- 文献表